2017年02月11日

戦略級関ヶ原トリニティ その8

特に大きなミスがあったとは思わないのだが、結果は西軍のボロ負けとなった。
通常のルールであれば、上方の西軍の打撃力が失われた時点で
上杉佐竹チットを2枚入れて関東で勝負をかけただろう。

もともと移動機会がチットとダイスで二重にランダム化されるので
ネット上の対戦記事を参照しても
戦意の低い西軍が、非常にダイス運に左右されやすいのは事実のようだ。
とりあえず三人プレイ用にアレンジする前に
この過大な西軍のランダム性の問題を解決しなければならない。

逆に東軍を調略できるカードが多く含まれているので
ダイス運に恵まれると西軍は一気に優勢に持ち込めそうだ。
史実と比べると上方の西軍は鈍重に、上杉軍は機動的にレーティングされている。
これは東西からの家康挟撃をテーマとする上での演出だろう。

非常にプレイしやすい良作である。
ルール量は、これ以上シンプルにすると味気なくなる寸前に調整されている。
マップも、これぐらいのポイント数は最低欲しいという数になっていると思う。
傑作に届かないのは、関ヶ原という題材に一因がある。
必然的に、戦術的優勢が調略で拡大されていくというシステムになるからだ。
ただそれを考慮に入れても
西軍のダイス運がゲームを破壊する可能性は、より小さくすることができたはず。

最大の危機シリーズは戦略級関ヶ原、文禄朝鮮の役と
後発の作品ほど陣営の数が減ってランダム性の問題が多少緩和されており
同デザイナーで別システムの賤ヶ岳戦役や関ヶ原大作戦は
より完成されたシステムが採用されているのだが
なぜフリードリヒ最大の危機で振り出しに戻したのかは正直疑問だ。

この戦略級関ヶ原は再販に値する良作だと思うが
ディベロップして、ランダム性を抑える工夫をしてもらいたい。









posted by 慈覚 at 02:36| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする