2015年05月07日

vasaalで保元の乱 その1

ウォーゲーム日本史第12号付録の
『清盛軍記 保元・平治の乱』をソロプレイした。
このシリーズ、てっきり冊子の方がゲームの付録だと思ってました。

ユニット数80でカード無しという、物理的にはシリーズ最小クラスの
コンポーネントで同じ値段というのは割高というセコい理由で今まで買い控えていたが
そろそろ品薄になってきたのと、応仁記の前身となったゲームということで
遅まきながらこの度入手に至った。

保元の乱、平治の乱と言えば、
ツンデレのボーイズラブがついに天下を巡る争乱に発展してしまったという
日本史上有数のトンデモ事態だが
ゲームは戦闘準備が完了してからの数日間を描いているので
残念ながら愛を育みつつ、政治的党派を結成するといった要素は
ありません、悪しからず。
なのでゲームの主役は、政治的利権を貪る美男貴公子たちではなく
血生臭い現場の戦闘を請け負う源平の武士たちである。

応仁記と比べると、こちらの方がゲームとしての完成度が高い。
応仁記より一回り小さいサイズのゲームだが
その分、システム上の穴が少ない。
具体的に応仁記より優れている部分を挙げると
・回復が同一氏族に対しては行えないため、過剰にならない
・調略は成功する度にマーカーを消費するので、過剰にならない
・上洛が行動の一つとして実施されるので、プレイヤーの裁量が可能
・源平で地形による攻撃修正が異なるので、戦術的な雰囲気が出ている
つまり応仁記では、双方の首脳の意のままにならない
混沌とした情勢をシミュレートするために施した改変により
ゲームとしての面白さとバランスが失われてしまっているのだ。
清盛軍記のルールを参考に、ルールを改定すれば
清盛軍記並みの良作に変わると思うので、是非検討していただきたい。

清盛軍記は基本的には平治の乱のゲームで
保元の乱は練習用のショートシナリオらしい。
それぞれのシナリオの主役は、最大の戦闘力を誇る源為朝と源義平だが
意外にカギを握りそうなのが源平で唯一回復能力を持つ平頼盛だ。
回復能力を持つのは藤原氏と後白河だが、彼らは源氏と同時に行動することは出来ない。
したがって源氏のグループが移動戦闘を行った後
同時にそれを回復して表面に戻すことが出来る可能性があるのは平頼盛だけなのだ
(行動表でダイスが5の場合だけだが)。
そして平頼盛は調略可能なので、真っ先に調略対象として狙われるだろう。

清盛軍記には応仁記の国人や足軽に相当するユニットが無く
また除去されると判定無しでゲームから除かれるので
その点は応仁記より荒れた展開になりそうだ。

保元の乱シナリオはおよそ鴨川をはさんで
洛中に後白河側、洛外に崇徳側が陣取って始まる。
マップのほぼ中央のスタックが後白河側の本拠地の三条殿で
周囲のエリアには平清盛や源義朝らが展開している。
崇徳側は16ユニットしかなく、大半がマップ右上の白河殿に篭っている。
当然ながら勝利条件は、後白河側に時間的制約を課すものとなっており
およそ3ターン以内に勝利条件を満たさなければ崇徳側の勝ちである。
勝利条件の中で最も達成しやすそうなのは勝利点12点の獲得だ。
ちなみに勝利点は、ほとんどが敵人物の除去によるものである。
崇徳側は基本的に防御修正+3が得られる白河殿から出て来ないだろうから
結局は白河殿を攻撃せざるをえなくなるだろう。

なお少なくない確率で2ターンでゲームが終了する可能性があるが
競技性を考えた場合は、ダイスを振らずに最初から
3ターンと決めておいた方がよいのではないだろうか。

清盛軍記1.png
posted by 慈覚 at 17:30| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで保元の乱 その2

保元の乱のシナリオでは、第1ターンは崇徳側が先攻か後攻かを選ぶ。
先攻の場合、連続で2回の行動が行えるのだが
実際に行動できる氏族は不確定な上
最初に行動したグループは連続して行動出来ない。
また、最初の行動では鴨川の河原までしか進入できず
むしろ後白河方の最初の攻撃目標にされかねない。
したがって後攻を選んで、白河殿の修正を+3に上げる方がずっと有利だろう。

これは兵力差を考えれば、為朝の奇襲策より頼長の篭城策が正しいという
デザイナーの見解なのかもしれないが
実際の市街戦では、局所的な優勢を作り出すことに成功すれば
敵側がパニックに陥るなど想定外の形勢逆転があり得るので
もう少し為朝策に甘い設定にしても良かったのではないかと思う。
史実では、頼長策で順当に負けてるわけだし。

とりあえず崇徳側は回復に使えるのが藤原頼長だけというお寒い状況なので
平頼盛を調略しない限り、為朝を出撃させても後が続かない。
崇徳側は動かすユニットが無いので
大和の信実を上洛させたが、これが大失敗だった。
後白河側はすかさず清盛以下平氏の本隊が、五条大橋を渡って六波羅邸に入り
法住寺に到着した信実と興福寺大衆を殲滅。
後白河方は労せずして勝利点2点を獲得した。
また源義康以下の源氏を土御門殿まで進出させる。
為朝が攻撃をかけてきたら、修理職町に控える義朝の源氏本隊が
来援して反撃をかける含みだ。

皇族、藤原氏が各1ユニットしかない崇徳側にパスが多くなる。
そして後白河側も平氏が全て行動済になったところで
行動表でさらに4が出てターン終了。
平氏の未行動ユニットを確保しておかなかったのはミスだったか。

清盛軍記2.png

posted by 慈覚 at 22:33| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月08日

vasaalで保元の乱 その3

崇徳側が最初に後攻を選んだ場合、白河殿の修正が+3で難攻不落となる。
したがって後白河側はダイス1のクリティカルヒットを狙うしかなくなる。
もちろん放火も試みるべきだが
白河殿に篭ったユニットが行動可能な間は
強攻すればかなりの損害を覚悟しなければならない。

ユニット数の優劣で、確実に崇徳側が先にパスを連発することになるので
後白河側は後白河、信西、平頼盛による回復のローテーションを使いながら
白河殿のユニットが行動済になるのを待ち
その後で隣接エリアに兵を入れるのが得策である。
したがってターン前半は可能であっても一度に多くの人物を行動させないように心がけ
地方ボックスのユニットの上洛も行いつつ
ターンを長く引き伸ばすのが基本になる。
白河殿の隣接エリアにユニットを進めるには、行動表のダイスが5の時に
源氏のグループを移動させた後、平頼盛で回復させる「頼盛コンボ」がベストだ。
この点でも、平頼盛が調略されるか否かが非常に大きい。

一方の崇徳側も、全ユニットが行動済になってしまうと
後白河側に自由に白河殿を囲まれ一方的に攻撃されてしまうので
こちらも未行動のユニットを温存することが基本になる。
とは言っても平頼盛の調略に成功しない限り
1ターンに、頼長による1度の回復しか出来ないので
ひたすら白河殿に篭城する以外にやれることはほとんどない。

後白河側にとって最悪なのは、後白河が行動済になった状態で
崇徳側がパスした後、行動表ダイスで1が出てターンが終了しまうことである。
これはダイス運なので完全には防げないが
回復能力を持つ人物を可能な限り未行動の状態にしておくことを心がければ
可能性を減らすことはある程度可能だ。
また可能であれば藤原範忠を上洛させられればかなり回復のやりくりが楽になる。
それと源平の未行動人物を常に同数程度確保するようにしておく。

下が今回ソロプレイの終了局面である。
崇徳側の全ユニットが行動済になってから
北の神楽岡に源氏、南の六波羅邸に平氏を中心とするユニットを入れ
ターンが終了しないよう、回復のローテーションを上手く回しつつ
白河殿に波状攻撃を繰り返し
クリティカルヒットのみで崇徳側を全滅させた。
崇徳の除去で後白河側の勝利だが
同時に頼長除去で勝利点も12点以上となった。

清盛軍記3.png

posted by 慈覚 at 02:15| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで保元の乱 その4 

ゲームシステムは応仁記より明快でバランスが取れており
引き締まったプレイが可能になっている。

しかしこの保元の乱シナリオに関して言うと
練習用のショートシナリオだからなのか
後白河側がいかにミスを最小に抑えて確実に勝利するかという
ソリティアゲームに近いパズル的なものになっている。
およそ半分ぐらいの確率で崇徳か頼長が平頼盛の調略に成功するはずなので
そうなれば後白河側が、頼盛が白河殿に駆け込む前に除去に成功したとしても
回復のローテンションでターンを長引かせるのがずっと難しくなり
かなり違った展開になるだろう。
なおかつ2ターンでゲーム終了になった場合は
崇徳側が逃げ切れる可能性がかなりありそうだが
いずれにせよ2回調略マーカーを引くだけで
勝てる可能性の有無がほぼ決まってしまうのは、ゲーム的にいかがなものか。
保元の乱の帰趨は、頼盛の動向次第だったというデザイナーの解釈なら
それ自体は面白いのだが。

この平頼盛というヒトは、いわば「空気の読める人」で
頼朝助命嘆願のエピソードで知られる池禅尼こと藤原宗子の息子である。
宗子が崇徳の長子の乳母を務めた関係で保元の乱では微妙な立場にあったが
他ならぬ宗子のアドバイスで異母兄の清盛に従って後白河側につく。
前田利家の妻の芳春院を連想させる政治センスだが
頼盛も、母のその部分を受け継いだようで
平氏から源氏への政権交代期を生き延びた数少ない平氏の幹部となった。

さて清盛軍記と応仁記だが
そもそも行動後裏返しになる強襲システムにする必要があったのか。
フツーにオリジナルの太平記システムを使う方が良かったのではないかと思う。
それをカバーするための回復能力なのだろうと思うが
回復能力の設定がゲームバランスへ及ぼす影響は非常に大きく
最適解を探すにはさらなるテストプレイが必要だったのではないだろうか。
posted by 慈覚 at 02:51| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで平治の乱 その1

保元の乱シナリオに続いて、メインの平治の乱シナリオをプレイする。

初期配置は保元の乱シナリオと似ていて、洛中に源氏側、洛外に平家側が布陣しているが
平家側は紀伊など地方ボックスから援軍が上洛してくるので
保元の乱シナリオと違って、戦力的にはバランスが取れている。
下の写真で、マップ右端の赤いユニットが集まっているエリアが平氏の本拠地の六波羅邸。

清盛軍記 4.png

シナリオは乱本番の半月ほど前の、三条殿襲撃の段階から始まる。
史実では信西は京から脱出した後、宇治田原で捕殺されるが
ゲーム内では六波羅邸に逃げ込む前に、鴨川の河原で討ち取られるだろう。
余談になるが、もし信西が生き延びて清盛がその身柄を保護していたら
信西憎しの藤原経宗、藤原惟方や源光保、源頼政ら二条近臣グループが
清盛と手を組むことはなく、歴史が変わっていた可能性が高い。

ゲームでは信西は調略能力を持っていて
生き延びると史実を無視して反信西派を次々と調略してくるだろうから
速やかに討ち取らなければならない。
このあたり、いくら当代きってのインテリだからといって
嫌われ者の頼長や信西に調略能力を持たせるのってどうよ、と思わなくもない。
また、かつては平治の乱は信頼&源氏と信西&平氏の構図で説明されることが多かったが
実際に平氏と組んだのは、最初に信頼と組んで信西を倒した二条近臣グループである。
その意味では双方から敵視されていた信西は最初から登場させなくてもいいのではないか。

この平治の乱シナリオは、史実の平治の乱のシミュレーションではなく
三条殿襲撃の際に後白河が逃亡に成功し
六波羅邸に駆け込んだらという仮想設定のシナリオと思われる。
(ただそうだとすると、後白河や清盛が経宗ら二条近臣を調略しても寝返らせるのは困難で
むしろ信頼と源氏が寝返る可能性の方がまだあり得たんじゃなかろうか)。
ちなみに史実では、後白河は御所へ連行された後、反対方向の仁和寺へ脱出しており
その後も寵臣である信西を殺害した二条近臣の動きとは一線を画している。
したがって後白河は本来、平治の乱シナリオではオミットしても差し支えない存在だ。

あるいは、六波羅邸に初期配置される後白河ユニットは
経宗らによって六波羅邸に担ぎ込まれた二条帝を表しているのだろうか。
二条帝と経宗らが一心同体であることを考えると
二条帝を最初から六波羅邸に配置するのではなく
経宗が平氏側に調略された時点で盤上に配置するのが時系列的には正しいだろう。
このあたりはゲームバランスとの関係を考えながら、後程シナリオ改造も考えてみたい。

平治の乱シナリオは保元の乱シナリオのような
勝利条件の上での明確な時間制限は無いが
平氏側は清盛と後白河の二人の調略能力保有者を有しており
あとは経宗を抱き込めば一方的に調略を行えるので
源氏側は清盛が上洛する前に六波羅邸に籠る平家ユニットを
撃破できるか否かといった展開になりそうである。
posted by 慈覚 at 19:37| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

vasaalで平治の乱 その2

第1ターン(というかこのゲームはターンナンバーという概念が無いのだが)、平氏側先攻。
行動表のダイスが2なら信西が動けるのだが、残念ながら動けず。
源氏側は源頼政率いる兵が三条殿を襲い、順当に信西を討ち取る。
平氏側はとりあえず清盛以下の地方ボックスの味方の上洛を進めていく。
源氏側には皇族と平氏がいないので、ターン序盤から結構パスが出る。
平氏側も信西が討ち取られた時点で藤原氏がいなくなった。
保元の乱シナリオよりターンの終了が早そうだ。

ゲームの焦点は上洛してくる清盛軍が六波羅邸の重盛軍と合流できるか否かだ。
法住寺(洛内マップ右下端)に登場できれば楽だが
確率的には東寺(洛内マップ左下端)に出てしまう可能性の方が大きい。
本プレイでもかなり速やかに清盛が上洛出来たが
東寺に出てしまったので、すかさず源氏側は義朝軍を東寺の東の東市に入れ
清盛の郎党、瀬尾兼康を討ち取って清盛軍の動きを止めた。
次いで義平、朝長、頼朝が北の壬生から東寺の清盛軍を攻撃する。
ちなみに東寺には平氏側が6ユニット籠っているため
寺社エリア攻撃によるペナルティ勝利点は発生しない。

洛内に藤原氏3ユニットを有する源氏はその回復力を活かして
東寺の清盛軍に二方向から波状攻撃をかけるが
前述のとおり、けっこうターンの終了が早いので、なかなか打撃を与えることが出来ない。
このへん、攻撃と回復のどちらを優先すべきか絶妙のバランスで
考えさせてくれるゲームになっている。

第2ターンに入って、平基盛以下が法住寺に上洛してきたので
六波羅邸の重盛を五条大橋経由で九条殿に向かわせる。
次に八条院を占拠できれば、平氏の弓射能力を使って
東市の義朝軍を背後から攻撃できる。
このあたり、源氏の騎馬能力より利用価値が高いように思う。
源氏側は頼政軍を南下させ東市から東寺の清盛軍を攻撃。
平氏側は宝住寺の信実以下を五条大橋経由で河原院へ。

下が第2ターン終了時の状況。
勝利点は依然として信西除去による源氏側の3点のみ。
やはり清盛が法住寺に出るか東寺に出るかで、かなりゲームが決まるという印象。

清盛軍記5.png

posted by 慈覚 at 01:42| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで平治の乱 その3

第3ターン、平氏先攻。
行動表のダイスは藤原氏でパス。
そして源氏側のダイスも皇族でパス。
なんと双方何もしないまま、ターンが終わってしまった。

第4ターン、源氏先攻。
ここで源氏2グループが行動可能となり、大きなチャンスがやって来た。
まず壬生から義平以下が東寺の清盛軍攻撃するが
ダイスが振るわず義平による1ヒットのみ。
次に東市の義朝、頼政らが攻撃をかける。
小川越しなので+1修正だが、頼政ら3ユニットが弓射能力持ちなので
地形修正をキャンセルできる。
ところがこれもダイスが振るわず鎌田政清による1ヒットのみ。
結局、清盛軍の被害は2ユニットのステップロスにとどまった。

次の平氏の行動表は皇族。
ターンの回転が速く、藤原氏の回復能力にさほど魅力が無いので
ここは主戦場の兵力バランスを逆転させるべく
そこそこの兵力を有する頼政の調略を狙う、が失敗。
この後平氏はパスが続き、源氏だけが堀川邸と三条殿に
一応兵を入れてターン終了。

第5ターン、源氏先攻。
源氏側としては九条殿にいる重盛軍に八条院に入られるとイヤなので
東寺の清盛軍への攻撃を後回しにすることとし
頼政と源季実を東市から引き抜き八条院に入れて重盛軍を攻撃させた。
重盛軍のユニットはそこそこ戦闘力が高いので反撃されると被害が出るリスクがあるが
頼政軍はいつ裏切るかわからないので、使えるときに使っておくことにしたのだ。
ダイスはまずまずで、重盛軍に3ヒットを与えた。
頼政と下河辺行義の弓射能力は強力なだけに、敵に回ると恐ろしい。

平氏側がパスで、源氏側の行動が続く。
源氏側はここで一気に勝負に出ることにした。
義朝軍を八条院に入れて、九条殿の重盛軍を撃破するのである。
直後に背後から清盛軍の追撃を受ける可能性はあるが
その場合は壬生の義平以下でさらに清盛軍を攻撃し
寝返りが出ないうちに兵力差を活かして一気に勝負をつける。
結果は義朝にクリティカルヒットが出て、合計3ヒット。
平宗清が討ち取られたが、郎党なので勝利点にはならない。

平氏側の行動表ダイスは源氏。
源為国を五条大橋経由で河原院に送るが
ここで源頼盛を東市に進める方が良かったかも知れない。

次の源氏側のダイスは6で2グループが動かせる。
ここは大きく二つの選択肢があった。
一つは壬生の兵を東市に入れて、義朝軍の背後を守る手だ。
しかし直接東寺の清盛軍を攻撃して、戦力ダウンを狙う方が割がいいと判断した。
攻撃のダイスは好調で4ヒット。
東寺の清盛軍の中で行動可能なのは2ユニットのみとなった。
もう1グループ行動できるが、壬生に未行動のユニットを残すことにして
源時光を三条殿に入れた。

ここで平氏側にも2グループ行動可能な6が出る。
清盛軍と重盛軍はそれぞれ2ユニットが行動可能だが
源氏側が回復能力を持つ藤原氏を3ユニット保有していることを考えると
清盛と平家貞だけをグループから分離するはリスクが大きく
また九条殿の重盛軍が全て行動済になるのもあまり気持ちが良くない。
ここは我慢して、平元盛以下を五条大橋経由で河原院に送る。
これで洛内における兵力はかなり互角に近づいた。
もう一つの行動は、清盛の調略能力を使用することにした。
ターゲットは調略能力と回復能力を併せ持つ藤原経宗。
が、調略は失敗。

源氏側パスの後、もう一度平氏に6が出る。
せっかく2グループ行動できるのだが、もう行動可能なユニットは多くない。
そこで河原院の信実他を九条殿に入れて八条院の源氏を攻撃させる。
1ヒットで弓の名手、下河辺行義を討ち取った。
この後連続パスで、比較的長かった第5ターンが終了。

清盛軍記6.png

posted by 慈覚 at 03:33| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで平治の乱 その4

第6ターン、源氏先攻。
いきなりダイス6で2グループ行動可能が来た。
前ターンと同じ考え方で、まず壬生の義平、朝長、頼朝の源氏ブラザーズで
東寺の平氏を攻撃する。
頼朝のクリティカルヒットなどダイスが良く計5ヒット。
東寺の平氏は清盛以外全て行動済になってしまった。
もう一グループは壬生の残りの3ユニットを東市に入れ
東から東寺を攻撃させることにした。
直接攻撃するより、小川越えの修正がつく分攻撃力が弱くなるが
東市に平氏が入ると弓射能力が使えるので、それを防いでおくのだ。
ダイスはなんとクリティカルヒット2回の計4ヒット。
源頼盛、平信兼と舘真保が討ち取られ、平氏は一気に苦しくなった。

ここで平氏側の行動表ダイスは2の藤原氏でパス。
源氏側は源氏1グループが行動可能。
そこで八条院の義朝軍を東市に戻し、清盛の首を狙う。
ダイスは鎌田正清のクリティカルヒットと義朝の1ヒット。
郎党の平家貞、伊藤景綱もろとも清盛は討ち取られた。
実際の合戦なら、ゴッドファーザー清盛パパがやられた時点でゲームセット間違いなしだが
このゲームでは清盛除去の直接的効果は、他の有力武将と同じく勝利点2点のみなのである。

平氏側パスの後、源氏側は藤原信頼を内裏に入れて回復能力を使用。
義朝軍のうち4ユニットが未行動に回復する。
信頼は機会があったら、地形修正のある邸宅エリアに移動させておく方が安心。
なんと言っても討ち取られたらサドンデスで負けなのだから。
平氏側はまたパスで、源氏側は今度は藤原惟方で東市の全ユニットを回復。

ここでようやく平氏側のダイスが6。
こうなってくると平氏側は、とりあえず全軍を六波羅邸へ引き上げて
調略を重ねて少しづつ形成を挽回するしかないと思われるが
九条殿と河原院には平氏側源氏?のユニットがいるので
行動表のダイスが5の場合でないと、全軍を退却させることが出来ない。
少数のユニットを残して退却するのは、各個撃破でさらに形勢が悪くなる可能性を生む。
が、撤退を先送りしても将来安全に撤退できるという保証もない。
結局、まず行動可能な重盛軍を六波羅邸に戻すことにした。

源氏側のダイスは6。
まず東市の源義隆、鎌田正清ら5ユニットを八条院に入れて
九条殿に残された信実らを攻撃、1ヒット。
さらに義朝以下3ユニットを八条院に入れ、頼政以下2ユニットを加えて計7ヒット。
九条殿の信実以下3ユニットが全滅した。
重盛軍だけを先に退却させたのが裏目に出たが、結果論なので仕方がない。
信実が先に動ける可能性も十分あったのだ。
これで源氏側の勝利点は10点に達した、あと2点である。

ここで平氏側の行動表は皇族。
またぞろ経宗に調略をかけ、ようやく成功。
寝返った経宗は六波羅邸に移動。

この後、平氏側は順次六波羅邸への退却を進め
洛内に動かせるユニットが少なくなった源氏側は
地方ボックスのユニットを動かしたりして、ターンは終了した。
清盛が討ち取られてもこれだけ平氏側が粘れるんだから
シナリオのバランスは、もともとかなり平氏側有利なんじゃないかという気がする。

清盛軍記7.png







posted by 慈覚 at 05:06| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

vasaalで平治の乱 その5

ここから平氏側がどれくらい粘れるか検証したかったのだが
間抜けなことに、スリープから回復した際にvasaalがとんでしまったので
ここまででお許しいただきたい。
やはりソロプレイでも、マメなセーブは必要ですね。

作戦的な部分を振り返ると
平氏側は清盛の上洛が最優先に違いないという先入観があったのだが
プレイしてみると洛内への上洛のダイスを振るのは
源氏側の主力が鴨川方面に進出するのを見極めてからの方が良かったように思う。
そうすれば、東寺へ清盛が出た場合でも
堀川邸あたりを占拠して篭れば源氏側は簡単には攻めきれないし
そのまま北へ進攻して、内裏方面の源氏側ユニットの各個撃破を狙うことも考えられる。

終了局面以降を考えると
勝利点的には平氏側にあと一つミスか不運が出れば源氏側の勝ちとなるが
以後は平氏側が一方的に調略を行うことが出来
最大4人の人物の寝返りが見込めることを考えれば、まだ投了する段階ではないだろう。

平治の乱シナリオは、史実の平治の乱のシミュレーションというよりは
三条殿襲撃の際に後白河が脱出に成功して
六波羅邸に逃げ込んでいたらという設定の仮想シナリオと考えられる。
史実の平治の乱は、二条帝が六波羅邸に担ぎ込まれた時点で
信頼&義朝側は保元の乱の崇徳側と同程度の存在でしかなく
これをそのままシミュレートすると、保元の乱シナリオと同様
平氏側が時間内に源氏側を鎮圧できるかというシナリオになってしまう。
デザイナーとしては、こちらはほぼ互角の戦力で戦うシナリオにしたかったのだろう。
実際のゲームバランスは、かなり平氏側(東軍)有利ではないかと思う。
平氏側の武将の戦闘力はけっこう高いし、弓射能力の方が騎馬能力より使い道が多い。
勝利条件の一つは、源氏側が勝利点12点、平氏側が6点だが、これは逆でいいのではないか。

史実の平治の乱をシナリオ化するとどうなるか。
・どちらの陣営にも加わらなかった信西、後白河は登場させない
・二条帝のユニットは後白河あるいは崇徳を流用するか自作し、内裏に初期配置する
・両陣営による二条帝の身柄の奪い合いは、なんらかの特別ルールを考える必要がある
つまり藤原経宗、源頼政ら二条近臣グループは、二条帝と行動を共にするはずなので
二条帝の争奪が一回のダイスロールで解決されてしまうようなルールだと
それだけで勝敗がほとんど決まってしまい、ゲームにならない。
平氏側が二条帝を内裏から六波羅邸方向へ移動させようとし
源氏側がそれを妨害するプロセスをうまくルール化する必要があるだろう。
これは今具体案が思いつかないので、宿題とさせていただきたい。

posted by 慈覚 at 17:27| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

清盛軍記と応仁記

平治の乱シナリオはかなり面白かった。
なぜ応仁記より面白いのかをあらためて整理してみると
・ユニットの平均的な戦闘力が応仁記より大きい
・多くのユニットが騎馬または弓射能力を持ち、地形によっては−1の修正が得られる
・国人、足軽に相当するユニットが無いので、損害は即座に行動力の低下に繋がる
これらの違いによって、強襲システム特有の「先に動いたら不利」の状況の中
時々、先制攻撃が有利と思われる状況が発生し
それを契機にゲームの流れが大きく動くというダイナミズムがあるのだ。
絶版直前に入手しておく価値はあった。

強襲システムの先に動いたら不利を緩和するテクニックとして
カードドリブンやデッキメイクの要素を加えて
行動して裏返った直後に回復で表に戻すというコンボの機会を与えるのは
近年のゲームジャーナルのいくつかの作品で用いられている。

このような手法を清盛軍記や応仁記でやるとするなら
行動表に手を入れてみるのが一番簡単なのではないかと思う。
応仁記では、2グループの行動が可能な場合があるが
その確率は1/12で、活用できる機会が少な過ぎる。
清盛軍記では、回復能力を持つ藤原氏を
源氏や平氏のグループと同時に行動させることは出来ない。
このあたりを改造すれば、よりダイナミズムのある展開になるのではないだろうか。

それから保元の乱のシナリオを、もう少しなんとかしたい。
次のようなルールを考えてみた。
・頼長と信西の調略能力は無視する
・頼長と信西は、自分自身を回復させることが出来る
これは保元の乱シナリオの崇徳側の絶望的な回復能力欠如を解消するためのもので
このルールで崇徳側は、頼長だけで回復を繰り返すことが可能になる。
頼長は氏の長者=日本一の金持ちだし
信西は商人はだしに算盤を使いこなしたというから
嫌われ者の二人には調略よりふさわしい能力だろう。

posted by 慈覚 at 19:57| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月10日

協力型保元の乱 その1

清盛軍記の保元の乱シナリオには
後白河側と崇徳側でプレイする通常のシナリオ以外にもう一つ
義朝側と清盛側でプレイする協力型シナリオがある。
もし保元の乱シナリオを対戦プレイするなら、こちらの方をお薦めする。

手順は、西軍と崇徳側が交互に行動表のダイスを振るのは同じだが
西軍の行動表は独自の協力型チャートを用いる。
清盛側が行動できるか、義朝側が行動できるかは半々である。

本来は2人用シナリオなのだが、どうせソロプレイなので
崇徳側も加えた3人プレイの脳内設定で試してみたいと思う。
変更点は、崇徳側(東軍)の行動と損害適用を第三の崇徳プレイヤーがやるというだけ。
2人用勝利条件の両プレイヤーとも勝利できない場合を崇徳側の勝利とすると
具体的には、以下のいずれかの達成が条件になる。
・崇徳が生き残り、なおかつ義朝側、清盛側の合計より多くの邸宅エリアを保有している
・後白河を除去する
・義朝と清盛の両方を除去する
最初の条件の中の、より多くの邸宅エリア保有はほぼ不可能。
後白河、義朝、清盛の除去も相当難しそうだが
今回はとりあえずこれででやってみることにする。

それから頼長と信西の特殊能力に関するハウスルールを試してみることにする。
調略能力の替わりに、自己回復が可能というもの。
これを入れないと崇徳側は白河殿に篭る以外、やれることがほとんどない。

最後に頼長策と為朝策の選択。
協力型シナリオでは自動的に頼長策を選択するルールになっている。
崇徳が生き残るだけを崇徳側勝利とする勝利条件ならば
白河殿の修正+3はいささか堅くなり過ぎると思われるが
今回は崇徳側が積極的に討って出ないと勝てない勝利条件なので
そのままでやってみることにする。
逆の組み合わせ、つまり崇徳の生き残りだけで勝ちという勝利条件と
為朝策の組み合わせも後で試してみたい。
posted by 慈覚 at 02:41| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その2

第1ターン、自動的に西軍の先攻でゲーム開始。
行動表は清盛側が1グループ行動可能。
勝利条件的に白河殿を強攻する必要は無いので、郎党の上洛を行う。

崇徳側は源平各1グループの行動。
まず大和の信実を上洛させるが、運悪くダイスは東寺。
東寺には源季実がいるので、東市に登場させる。

西軍は清盛側が1グループ。
平信兼を八条院に入れて、さっそく信実を狙うが失敗。

崇徳側の行動は源氏。
源義範が法住寺に上洛。

西軍は清盛側が源平各1グループ。
といってもスタート時に清盛側に源氏はいないので、これは調略した人物用という意味か。
とりあえず郎党の上洛。

崇徳側の行動は平氏。
崇徳側の平氏は基本的に白河殿の守備隊なので、平正弘をそのまま行動済に。

西軍は清盛側が源平各1グループ。
平惟繁を六波羅邸に入れ、法住寺を攻撃、クリティカルヒットで源親治死亡。
最初の勝利点が清盛側に入る。

崇徳側の行動は藤原氏。
回復のダイスロールは5で、頼長自身以外に行動済の3ユニットを全て回復させる。
なかなか強力だ。

西軍は清盛側が皇族or藤原氏。
こちらも信西パワーを使ってみよう。
ダイスロール2で、本人と八条院の平信繁だけが回復。

崇徳側の行動は源平いずれかの2グループ。
勝利条件的に為朝軍を出撃させるしかないが、地形的に有望なエリアが無い。
鴨川の河原に出ると義朝軍に騎馬攻撃を受けるし
祇園社から六波羅邸を攻撃すれば、清盛軍が六波羅邸に入って反撃してくる。
ただ通常シナリオでは、直後に義朝の攻撃を受ける確率が1/2なのに対し
協力シナリオでは1/3である。
ここは思い切って為朝軍5ユニットを一条河原に進めた。
あとは源義範を八条河原に逃がすが、どれだけ意味があるか。

ここで西軍の行動は初めて義朝側となったが、なんと藤原氏。
絶好の攻撃目標となっている為朝軍を尻目に藤原範忠を近江へ。

崇徳側の行動は平氏、平家弘をそのまま行動済に。

西軍の行動は6で清盛側の皇族または藤原氏。
後白河で為朝に従う源頼憲を調略成功、鬼殿に移動させる。

崇徳側の行動は皇族。
崇徳で平頼盛の調略に成功、白河殿に移動させる。
源平で唯一回復能力を有する頼盛の寝返りは大きい。

西軍のダイスはまた6。
信西で回復を行うが、ダイスは1で本人のみ。

崇徳側の行動は源平いずれかの2グループ。
早速頼盛の回復能力を使うが、ダイスは1で回復は為朝のみ。

西軍の行動は義朝側の藤原氏。
ここまで義朝側に2回しか回ってきておらず、しかも2回とも藤原氏。
行動済のユニットが無いので、藤原忠通を裏返すだけ。

崇徳側の行動は源氏、源為義をそのまま行動済に。

西軍はまたしても義朝側の藤原氏でパス、PCの乱数表がアカンのやろか。

崇徳側の行動は源氏、といっても動けるのは為朝しかいない。
どうしようもない状況だが、どうせなら土御門殿に進めておくか。

西軍は清盛側が1グループ。
重盛率いる5ユニットが京極殿に入り、為朝を攻撃。
伊藤景綱が史実の雪辱を果たして為朝を討ち取った。

清盛軍記8.png

posted by 慈覚 at 04:25| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その3

まだ1ターンも終わってないのだが
為朝が討ち取られたところで中止させてください。
今回の設定ではいろいろ無理があることがわかったので。

まず為朝軍の出撃に関して。
鴨川の河原に出るのは義朝、義康に騎馬攻撃を受け
祇園社から六波羅邸を攻撃するのは、防御修正がある上に
清盛、重盛が五条大橋経由で六波羅邸に入り弓射してくるだろうから
どこにも突破口が見出せない。
どうしても洛中へ出撃させたいなら、初期配置で土御門殿に置けるようにするしかないだろう。

頼長の回復能力をパワーアップさせたが
それが使える確率は従来と同じく1/6なので
その間為朝軍が行動済状態で危険にさらされるのではどうにもならない。
頼長の自己回復能力の導入自体は、まずまず機能していると思う。

やはり勝利条件に無理があり過ぎた。
崇徳が第5ターン終了時まで生き残れば崇徳側の勝ちとするのが妥当だろう。
そこで以下のように勝利条件と初期設定を変更して、やり直すことにしました。

・第5ターン終了時に崇徳が生き残っていれば崇徳側勝利
(これにより義朝側、清盛側の勝利条件は、自動的に崇徳の除去しか無くなる)
・後白河が除去されたら崇徳側のサドンデス勝利
(義朝、清盛の除去は、3人プレイでは処理がややこしくなるので削除する)
・通常シナリオの為朝策でゲームを開始する
(崇徳側が最初に2回連続行動、白河殿の修正は+1)

崇徳側の勝利条件を緩くする替わりに、白河殿の防御力を低くした設定である。
(史実でもあまり防御機能は無かった建物のようである)。
posted by 慈覚 at 04:53| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月11日

協力型保元の乱 その4

自動的に為朝策からシナリオ開始ということで、最初に崇徳側が2回連続行動。
しかし何度も触れた通り、崇徳側から動ける余地がほとんどない。
崇徳で調略ができればいいが、白河殿の軍勢はうかつに動かせないし
地方ボックスの武将も、安易に上洛させると各個撃破されるだけである。

最初の行動はダイス6で源平いずれか2グループ。
法住寺の源親治を八条河原に逃がす、手余りの時の定番、これのみで終了。
次は藤原氏、頼長が裏返ったばかりの親治を未行動に戻す。

西軍は清盛側が源平各1グループ。
調略するまで清盛側に源氏はいないので、平氏のみが行動する。
清盛側は清盛で源為国の調略に成功、六波羅邸へ入れる。

崇徳側は源親治を八条院に駆け込ませる。

義朝側は坂東の義平を東海へ。
義朝側は清盛側や崇徳側より回復能力が劣るので、ターン序盤は慎重さが求められる。

崇徳側は平頼盛へ調略をかけて成功、白河殿へ入れる、これも定番。
白河殿にワープされないよう、頼盛は単独にしておくべきだった。
頼盛が味方になったので、源平各1グループが行動可能な時に
源氏が移動戦闘して頼盛で回復というゲーム内最強の「頼盛コンボ」が使えるようになった。

ここからしばらく、地味な応酬が続く。

そして崇徳側が源頼政の調略に成功。
義平と共に上洛途上だった下河辺行義もワープして白河殿へ。
崇徳側としてはここまでベストに近い展開。
残る調略マーカーの内わけ的に、後白河による調略の可能性が無くなったのも大きい。
調略可能なのは清盛があと一人のみ。

清盛側は信西で清盛と郎党を回復。

崇徳側は信実を上洛させるが、運悪く東市への登場。

清盛側は清盛で源頼憲を調略成功、六波羅邸へ入れる。
これで調略マーカーは全て出尽くした
(あと2枚は無効化された頼長と信西のものである)。

以下、双方の細々とした動きが続く。
清盛側は鬼殿の主力を全て六波羅邸に入れる。
義朝側は源頼盛以下3ユニットを先鋒として京極殿に入れる。

崇徳側の行動表ダイスは5、ここは頼盛コンボを使うしかない。
この時点で崇徳側源氏の未行動ユニットは為朝と為義のみ。
いささか心細いが二条河原に進ませ京極殿を攻撃、為朝が源頼盛を討ち取る。
すかさず平頼盛で為朝と為義を回復。

清盛側も平信繁を京極殿に入れて反撃。
クリティカルヒットで為朝と為義を行動済に。

崇徳側の行動はタイミング良く藤原氏、頼長で為朝、為義、平頼盛を回復させる。

清盛側が郎党の上洛。

崇徳側は八条院から信実らが因幡堂に北上して三条殿を攻撃。
あわやという状況だったが、ダイスが振るわずヒット無し。
もう一グループ、源氏が移動可能なので為朝、為義を白河殿に引き上げる。
やはりこの地形で鴨川を越えるのは難しい。

清盛側、清盛軍が五条大橋経由で河原院に戻り、因幡堂を攻撃。
計3ヒットで信実ら3ユニットが全滅。

崇徳側は源義範を上洛させ東市へ。

義朝側は堀川邸の朝長らでこれを攻撃、義範を討ち取った。

この後、しばらく地味な動きのやり取りが続いた後
崇徳側の行動表ダイスが5、再び頼盛コンボ発動。
為朝率いる4ユニットを二条河原へ進め、京極殿を攻撃。
源重貞と源重成を討ち取る。
続いて平頼盛で為朝軍4ユニットと白河殿の崇徳を回復。

ここで義朝側が源氏2グループ行動可能の大チャンス。
まず源義康率いる4ユニットが土御門殿から為朝軍を攻撃。
騎馬能力の効果もあって義康以外で3ヒット、為朝以外の3ユニットが裏返る。
次に義朝率いる5ユニットが京極殿から為朝軍を攻撃。
なんとクリティカルヒット4発の8ヒットで為朝軍を全滅させた。
うーん、やっぱ義朝軍の騎馬攻撃が決まると、渡河中の崇徳側はなすすべがない。
最強の頼盛コンボを使っても、鴨川を越えるのは難しい。

それにしても頼長と信西の自己回復能力の効果で、ターンが長い。
まだ1ターンの途中で、既に為朝が討ち取られてしまったが
義朝側のユニットは、ターン終了までもう表になることはないので反撃の機会はあるはずだ。
崇徳側の行動表ダイスは5、が頼盛が行動済なので頼盛コンボは使えない。
まず源頼政率いる3ユニットを一条河原へ進め義康軍を攻撃。
3ヒットで義朝の郎党3ユニットが討ち取られる。
次に平忠正率いる2ユニットも一条河原へ、残る義康を討ち取り土御門殿へ入る。
この後清盛側が未行動のユニットをいくつか北上させたところで第1ターン終了。

清盛軍記9.png

posted by 慈覚 at 01:36| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その5

第2ターン、崇徳側先攻。

土御門殿の平忠正ら2ユニットを近衛殿経由で修理職町に進め、三条殿を攻撃。
弓射能力の−1と邸宅エリアの+1が相殺してダイス修正無し。
しかしヒット無し。

義朝側は源氏2グループ行動可能。
堀川邸から朝長率いる3ユニットを三条殿に入れ、忠正軍を攻撃。
朝長の郎党、波多野義通のクリティカルヒットで忠正と平宗清を討ち取る。
次に京極殿の義朝軍を土御門殿へ進め、一条河原の頼政軍を騎馬攻撃。
計5ヒットで頼政の郎党2ユニットを討ち取る。

ここで崇徳側は、以後白河殿への篭城に徹することに決め
生き残っている頼政も白河殿に戻す。
こうなると西軍は、意外に攻めのきっかけを見つけるのが難しい。

デフォルトのルールだと、崇徳側は頼長の回復能力を一回使えるだけなので
白河殿に篭城したユニットが全て裏返るのを待ってから攻めかかればいいが
自己回復能力を導入したので、白河殿には行動可能なユニットがいつも残っている。
平頼盛を調略されているのもイタいが
もし味方にいたとしても3人プレイでは、コンボで組み合わせられる源氏として使えるのは
清盛側が調略した少数のユニットのみである。

そうこうしているうちに、第2ターンは意外に早く終了した。

清盛軍記10.png


posted by 慈覚 at 03:15| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その6

第3ターン、西軍先攻、行動は義朝側が源氏2グループ。
いよいよ悪源太義平を上洛させるが、なんと登場したのは祇園社。
崇徳側のダイスが良ければかなり危険だ、ここで上洛させたのは迂闊だったかも。
義朝率いる5ユニットを一条河原に進め、崇徳側の出方を待つ。

崇徳側の行動は源平各1グループ。
義平軍の殲滅も狙えるが、ここは戦力温存を優先させ頼盛コンボを使う。
まず源頼政で祇園社の義平軍を攻撃、弓射能力と小川越えの相殺で修正なしだがハズレ。
そして平氏分の行動は攻撃に使わず、平頼盛で回復を行う。

清盛側は清盛率いる5ユニットを三条河原へ進め、いよいよ白河殿を攻撃。
今回のプレイでは白河殿の修正は+1だが、ダイスが振るわずノーヒット。

崇徳側は白河殿の頼政で清盛軍を攻撃、郎党1ユニットを討ち取る。

清盛側は信西で清盛軍4ユニットを回復。

崇徳側も頼長で頼政を回復。

義朝側は藤原忠通で義平軍2ユニットと義朝を回復。

崇徳側は頼政で清盛軍を攻撃、1ヒットで郎党1ユニットが裏返る。

その後しばらく小競り合いが続くが、回復能力に劣る義朝側の未行動ユニットが減ってきた。

義朝側、源氏1グループが行動可能だが未行動人物は義平しかいない。
ここは祇園社からいったん引いて、後は清盛側に任せるということも考えられるが
残りターン数を考慮し、二条河原へ出て白河殿に放火することにした。
放火後の攻撃は義平のクリティカルヒットで、白河殿の2ユニットが裏返る。

崇徳側は平長盛で反撃、義平主従2ユニットを討ち取った。
ここでターン終了。

清盛軍記11.png
posted by 慈覚 at 04:34| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その7

第4ターン、崇徳側先攻、平長盛ら3ユニットで清盛軍を弓射攻撃。
清盛の郎党2ユニットが裏返る。

清盛側は信西で清盛の郎党1ユニットを回復。
崇徳側も頼長で長盛を回復。
以下、しばらく小競り合いが続く。

清盛側、平氏1グループが行動可能になったところで
重盛率いる5ユニットが祇園社に進み、白河殿を攻撃。
火事で邸宅エリアの修正は相殺されるため、小川越えの+1のみ。
結果はクリティカルヒット一つで崇徳と頼政が裏返る。
これで白河殿で行動可能な人物は頼長のみ。
頼長まで裏返ると、切り札の自己回復能力を使えなくなり
崇徳側はターン終了まで行動が一切行えなくなるので、頼長は最後まで裏返せない。
ところがここで崇徳側と義朝側でパスが連続し、いきなりターン終了。

火事は大火事となり、白河殿の修正はなんと−1に。

第5ターン、最終ターンは西軍先攻。
だが義朝側最初の行動は藤原氏、まだ行動済ユニットが無いのに。

崇徳側のダイスは5で、定番の頼盛コンボが使える。
が、崇徳側の源氏はもはや頼政1ユニットのみというお寒い状況。
頼政で清盛軍を攻撃するがハズレ、平頼盛で頼長を回復する。

義朝側はまた藤原氏、貴重な回復能力を作戦前に使い果たす最悪のダイスロール。

崇徳側は皇族、崇徳を裏返す。
二つの調略マーカーは頼政と頼盛に既に置かれているので、これ以上調略の可能性は無い。

ここで義朝側に源氏2グループ。
二人の藤原氏が行動済になってしまっているので
義朝側のユニットは全て、ゲーム中あと一回しか行動できない。
ここは源義隆を近江に進めるだけにして、様子を見る。

崇徳側、頼長で崇徳と頼盛を回復。
ただこのターンを逃げ切れば勝ちなだけに、パスが出にくくするのは裏目に出る可能性も。

このあとはまた小競り合い。

そして義朝側に源氏2グループが出たが
ここも慎重に、源光基を三条河原に出して白河殿を攻撃するだけに留める。
1ヒットで崇徳が裏返り、白河殿の未行動は2ユニットのみとなる。

ここで崇徳側にパスが出る。

清盛側は六波羅邸の平基盛ら平氏3ユニットを三条河原に進めて白河殿を攻撃。
大火事で修正の低下した白河殿は、ついに全ユニットが行動済となった。
もはや頼長による回復も行えなくなり、西軍の攻撃で討ち取られるのを待つばかりである。
あとは崇徳が討ち取られる前のターン終了を願うのみ。
西軍の行動表ダイスで1が出ればターン終了=崇徳側勝利である。

清盛側は慎重に、京極殿から平信兼を三条河原に進めて白河殿を攻撃。
クリティカルヒットで2ユニットを討ち取る。

次は義朝側が2グループ行動可能、崇徳を討ち取るには−1修正で5ヒットが必要だ。
より確実な勝ちを目指して、ここは源季実を単独で二条河原へ進める。
白河殿への攻撃はハズレ。

さらに義朝側が1グループ行動可能、ここも慎重に源光保だけを二条河原へ。
白河殿への攻撃はクリティカルヒットで頼政と平長盛を討ち取る。
残るは崇徳、頼長、平頼盛の3ユニットのみ。

ここで清盛側は、信西で三条河原の4ユニットを回復。

次は義朝側が2グループ行動可能、ここは一気に勝負に出るしかない。
まず朝長率いる2ユニットを二条河原へ、各1ヒットで計2ヒット。
頼長と平頼盛を討ち取り、いよいよ残るは崇徳のみ。
満を持して義朝率いる5ユニットを二条河原へ。
義朝の郎党、鎌田正清がこの戦いに終止符を打った!

下はゲーム終了時、義朝軍が白河殿に戦闘後前進した局面。

清盛軍記12.png

posted by 慈覚 at 06:26| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

協力型保元の乱 その8

前半はいささか冗長な進行でどうかと思ったが
後半は予定調和的に、三者全てに勝利の可能性がある展開になった。
標準の保元の乱より協力型の方が、とりあえずゲームとしては面白く
協力型を3人シナリオにすることでよりゲーム性が高まるのではないかという印象。
西軍が義朝側と清盛側に分かれることで、当然ながら西軍の運用が大幅に制約される。
特に義朝側は回復能力の制約がキツく、清盛側の活躍にある程度期待せざるをえない。
この西軍内の足並みの乱れによって、5ターンという比較的十分な時間がありながら
実際に勝ちを決めに行くのはギリギリのタイミングになる傾向が出てくる。

勝利条件と第一ターンの処理は、まずまずのバランスになっていると感じた。
崇徳側が出撃を狙わずに最初から篭城に徹したら、もう少し粘れただろう。
調略マーカー6枚の内訳を考えると、2枚は無効(頼長、信西、経宗用)で
2枚は確実に清盛側が使え、残り2枚が崇徳と後白河の早い者勝ちとなる。
したがって崇徳側が平頼盛を調略できる可能性はかなり高く
運がよければもう一人、今回のプレイのように源頼政あたりを味方に出来る。
頼長に自己回復能力を付与した今回のハウスルールの下では
白河殿の修正を+3にすると、堅くなり過ぎると思う。
ちなみに崇徳側が頼盛や頼政の調略に成功した場合
同一エリアに他の西軍ユニットがいると、白河殿にワープされてしまうので
単独行動させておくべきである。
この「調略時のワープ問題」に関しても、ルールの見直しが必要かも知れない。
そもそも清盛軍記や応仁記の調略ルールは強力過ぎる。
盤上の好きなユニットに何度でも朝略を仕掛けられるのだ。
味方と同一エリアにいる人物は調略不可能ぐらいでもいいと思う。

崇徳が第5ターン終了時まで生き残るという勝利条件は
バランス的には適正だと思うが
崇徳側プレイヤーはひたすら篭城するのが最善というのでは
プレイ意欲上の問題点が残る。
かと言って崇徳側に出撃を強要するような勝利条件では
崇徳側に勝利の機会が無くなってしまう。
そこで白河殿ではなく二条河原に防御修正を付ける
「吾妻鏡版保元の乱シナリオ」を考えている。
これは保元物語が、戦いを白河殿の攻囲戦として描いているのに対し
単なる居住施設だった白河殿の防御機能が高かったはずはなく
吾妻鏡の二条河原付近で戦闘が行われたという記述の方が
正しいという説を元にしたネタ。
ゲーム的には、二条河原に防御修正マーカー(即席の野戦陣地を表す)を置くことで
双方に橋頭堡としての争奪対象エリアを与えるアイデアである。
具体的にどういう防御修正を設定するかは、当然テストプレイによる検証が必要だが
建物と同じ扱いにして、放火も可能にするのが良いのではないかと考えている。

それから懸案の行動表に関して。
デフォルトの行動表では、源平いずれか2グループ
または源平各1グループのコンボ行動の可能性があるが
既に考察したとおり
強襲システムの「先に動いたら不利」なシステムに動きを与えるには
移動攻撃と回復のコンボの機会が必要であり
したがって2グループ行動可能の場合は、一方を藤原氏にすべきだと考える。
具体的な改造案のタタキ台は以下。

1 皇族
2 源氏
3 平氏
4 源氏1または平氏1
5 源氏と藤原氏
6 平氏と藤原氏

ということで、「吾妻鏡版保元の乱シナリオ」「史実版平治の乱シナリオ」の
具体案が固まったら、またテストプレイを行うこととしたい。
posted by 慈覚 at 15:17| 清盛軍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする