2015年09月21日

本能寺への道 その1

14号の信長包囲戦と同じデザイナー、よく似たゲームマップ、ゲームシステムだが
こちらは4人プレイ用のゲームである。

ゲームマップを見て気づくのは23エリアしかないこと。
2人用の信長包囲戦は30エリアあったのに。
そして入手できるカード枚数を左右する補給エリアという概念が無くなった。
つまりこのゲームでは、各プレイヤーは支配エリアの多寡にかかわらず
1ターンに入手できるカードは4枚と決まっている。
支配エリア数は勝利点に影響を与えるだけである。

第1ターン。
行動順はターン開始時に勝利点の多いプレイヤーからだが
同点の場合は明智、柴田、徳川、羽柴の順となる。

陳情フェイズ。
明智は大大名の補充、越後に上杉軍。
柴田は自軍団の補充、越前に。
徳川は大大名の補充、中国に毛利軍。
明智は大大名の補充、越後に上杉軍。

行動フェイズ。
西側に位置する明智、羽柴の両プレイヤーにとっては
軍事値5の上杉謙信で柴田、徳川の後方を脅かすのが常道だろう。

明智は丹波に軍団補充。
柴田は越前に軍団補充。
徳川は「信長包囲網」で中国に毛利軍を補充。
羽柴は「信長包囲網で関東に北条軍を補充。

明智は丹波に軍団。補充
柴田は「信長包囲網」で中国に毛利軍を補充。
徳川は「信長包囲網」で中国に毛利軍を補充。
羽柴は「足軽の脱走」で丹波の明智軍2軍団を除去。

明智は丹波に軍団補充。
柴田は越前の勝家、滝川、前田と3軍団を丹後へ。
無傷で一色義道を除去し丹後を占領。
徳川は「信長包囲網」で紀伊石山に本願寺軍を補充。
羽柴は播磨に軍団補充。

明智は丹波に軍団補充。
柴田は丹後に軍団補充。
徳川は三河に軍団補充。
羽柴は播磨に軍団補充。

各プレイヤーとも戦闘を有利にするカードが来たものの
大大名と隣接する前に戦力の増強を優先せざるを得ない段階。

本能寺1.jpg
posted by 慈覚 at 01:45| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

本能寺への道 その2

第2ターン。
行動順は唯一2エリアを支配した柴田が先頭で、以下明智、徳川、羽柴の順。
ちなみに捨て札と山札の残りは、毎ターン終了時にシャッフルされるので
各カードが手札に来る確率はおよそ8分の1と想定できる。

陳情フェイズ。
全プレイヤーが自軍団の補充で
それぞれ丹後、丹波、三河、播磨に1軍団を補充。

行動フェイズ。
柴田が丹後に来たため、柴田明智羽柴の三勢力が団子状態で動きにくい。
一巡目は全プレイヤーが自軍団の補充、それぞれ丹後、丹波、三河、播磨へ1軍団。

柴田は「信長包囲網」で紀伊石山に本願寺軍を補充。
明智は「緊急徴寡」を使用し、丹波に2軍団を配置。
徳川は三河に軍団補充。
羽柴は「奇襲」を使用して蜂須賀小六が瀬戸内海の村上武吉を移動攻撃。
しかし双方ヒットなし。

柴田は「信長包囲網」で紀伊石山に本願寺軍を補充。
明智は「信長包囲網」を使用し、上杉謙信と6軍団で信濃の真田昌幸を移動攻撃。
無傷で真田を除去。
徳川は三河に軍団補充。
羽柴は播磨に軍団補充。

柴田は丹後に軍団補充。
明智は丹波に軍団補充。
徳川は三河に軍団補充。
羽柴は播磨に軍団補充。

本能寺2.jpg

posted by 慈覚 at 14:12| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

本能寺への道 その3

第3ターン。
行動順は前ターンと変わらず。

陳情フェイズ。
柴田は自軍団の補充、丹後に。
明智は大大名の補充、紀伊石山に本願寺軍。
徳川も羽柴も大大名の補充だが、プールに軍団ユニットなし。

行動フェイズ。
軍団ユニットが動員され尽くし、いよいよ衝突必至。

柴田は「信長包囲網」で中国の吉川元春、小早川隆景と8軍団を備前へ。
明智は丹波の光秀、細川藤孝と9軍団で但馬の山名祐豊を攻撃、無傷で除去。
徳川は三河へ軍団補充。
羽柴は「城主の独立」で北摂の荒木村重を中立大名化。

柴田は「信長包囲網」で紀伊石山の雑賀孫一と4軍団が北摂の荒木村重を移動攻撃。
無傷で村重を除去。
明智は「信長包囲網」で信濃の上杉謙信と5軍団が岐阜の織田信忠を移動攻撃。
無傷で信忠を除去。
徳川は三河の家康、本多忠勝、榊原康政、本田正信と7軍団が駿河の穴山信君を移動攻撃。
無傷で信君を除去。
羽柴は播磨の秀吉、黒田官兵衛と8軍団が瀬戸内海へ移動。
蜂須賀小六を加え村上武吉を攻撃、無傷で武吉を除去。

柴田は、丹後の勝家、滝川一益と8軍団が越中加賀の神保長職を移動攻撃。
無傷で長職を除去。
明智は四国へ中立軍団を補充。
徳川も四国へ中立軍団を補充。
羽柴は「軍勢の回復」で瀬戸内海の羽柴軍を未行動に。

柴田は四国へ中立軍団を補充。
明智も四国へ中立軍団を補充。
徳川も四国へ中立軍団を補充。
羽柴は瀬戸内海の秀吉、蜂須賀小六、黒田官兵衛と7軍団が
紀伊石山の顕如と下間頼廉を攻撃、2軍団を失うも顕如と頼廉を除去。

本能寺3.jpg



posted by 慈覚 at 06:20| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

本能寺への道 その4

第4ターン。
柴田と羽柴が3エリア支配しているので行動順は柴田、羽柴、明智、徳川となる。

陳情フェイズ。
柴田、明智は自軍団、徳川は大大名の補充だが、補充できるユニットなし。
羽柴は戦略札1枚を獲得。

行動フェイズ。
このターンから終了チェックがあり、信長生存によるサドンデスの可能性がある。

柴田は越中加賀の勝家、滝川一益と7軍団が越後を移動攻撃。
無傷で上杉景勝と直江兼続を除去。
羽柴は京安土の佐久間信盛を尾張伊勢へ再配置。
明智は但馬の光秀と9軍団が中国の毛利輝元を攻撃、1軍団を失うも輝元を除去。
徳川は京安土の森蘭丸を大和へ再配置。

柴田は京安土の筒井順慶を大和へ再配置。
羽柴は京安土の森可成を尾張伊勢へ再配置。
明智は京安土の中川清秀を尾張伊勢へ再配置。
徳川は「信長包囲網」で北摂の雑賀孫市と3軍団で京安土の織田信長を攻撃。
無傷で信長を除去、これによりゲームはエリア支配による勝利点の争いになった。

柴田は「信長包囲網」で備前の吉川広家、小早川と隆景8軍団が美作を移動攻撃。
1軍団を失うも宇喜多直家を除去。
羽柴は大和の森蘭丸を尾張伊勢へ再配置。
明智は丹波へ軍団補充。
徳川は遠駿の家康、本多忠勝、本多正信と7軍団が甲斐の武田勝頼を移動攻撃。
無傷で勝頼を除去。

柴田は四国へ中立軍団を配置。
羽柴は紀伊石山の秀吉、黒田官兵衛と5軍団で北摂を移動攻撃、本願寺軍団を除去。
明智は「信長包囲網」で京安土へ本願寺軍団を配置。
徳川は「関白宣言」。

戦略札を残すのは羽柴のみ、このターンで終了なら関白宣言した徳川の勝利だ。
そこで「信長包囲網」を使い、岐阜の上杉謙信と4軍団で三河を移動攻撃。
徳川軍団を除去。
ここで終了なら柴田と羽柴が同点だが、ダイスは6で第5ターンへ進む。

本能寺4.jpg

posted by 慈覚 at 09:38| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

本能寺への道 その5

第5ターン。
行動順は4エリア支配の柴田、羽柴、3エリアの明智、2エリアの徳川。

陳情フェイズ。
柴田、明智、徳川は自軍団の補充だが
柴田、明智はユニット上限で、徳川のみ甲斐に軍団を配置。
羽柴は大大名の補充、備前へ毛利軍団を配置。

行動フェイズ。
唯一京安土をターン内に攻撃できる羽柴がアタマ一つ抜けたかんじ。

柴田は信濃の勝家、滝川と5軍団で飛騨の姉小路頼綱を移動攻撃。
無傷で頼綱を除去。
羽柴は北摂に軍団補充。
明智は中国の光秀と7軍団で備前の清水宗治と1軍団を移動攻撃。
2軍団を失うも宗治と毛利軍団を除去。
徳川は甲斐の本多正信が信濃を移動攻撃、上杉軍団を除去。

柴田は四国へ中立軍団を配置。
羽柴は播磨に軍団補充。
明智は丹波の細川忠興で丹後の前田利家を攻撃。
しかし双方ともヒットなし。
徳川は「裏切り」で、瀬戸内海の羽柴軍団を除去し中立軍団を配置。

柴田は瀬戸内海へ中立軍団を配置。
羽柴は「信長包囲網」で三河の上杉謙信と3軍団が越前を移動攻撃。
1軍団を失うも北之庄城と柴田軍団を除去。
明智は但馬へ軍団補充。
徳川は甲斐の家康と7軍団が岐阜を移動攻撃、上杉軍団を除去。

柴田は瀬戸内海に中立軍団を配置。
羽柴は北摂の秀吉、黒田と5軍団が京安土の雑賀孫一と4軍団を移動攻撃。
本願寺2軍団を除去するも、4軍団を失う。
明智は但馬へ軍団補充。
徳川は信濃の本多忠勝が三河を移動攻撃、上杉軍団を除去。

柴田と明智が4エリア支配なのに対し、徳川のみが5エリア支配。
しかし終了チェックのダイスは6、勝敗は最終ターンに持ち越された。

本能寺5.jpg

posted by 慈覚 at 15:51| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月31日

本能寺への道 その6

第6ターン。
行動順は5エリア支配の徳川、4エリアの柴田、明智、3エリアの羽柴の順。
陳情フェイズ。
徳川は大大名の補充、京安土へ本願寺軍団を配置。
明智と羽柴は自軍団の補充だが、明智はユニット上限、羽柴は京安土へ配置。
柴田は戦略札を獲得。

行動フェイズ。
後攻めの有利さはあるものの、主力を京安土で本願寺軍に拘束された羽柴は厳しい。

徳川は「足軽の脱走」で飛騨の柴田軍3軍団を除去。
明智は備前の光秀と4軍団が播磨を移動攻撃。
1軍団を失うも、羽柴秀長と1軍団を除去。
柴田は飛騨へ軍団を配置。
羽柴は「信長包囲網」で美作の吉川、小早川と6軍団が播磨を移動攻撃。
3軍団を失うも明智軍3軍団を除去、そして光秀が討死。

徳川は「信長包囲網」で越前の上杉謙信と1軍団が飛騨を移動攻撃。
柴田軍2軍団を除去するが、1軍団を失い謙信は越前へ退却。
柴田は「信長包囲網」で関東の北条綱成と4軍団が甲斐を移動攻撃、徳川軍団を除去。
羽柴は紀伊石山に軍団を配置。

徳川は岐阜の家康と6軍団が飛騨の勝家、滝川と2軍団を移動攻撃。
双方2軍団を失う。
柴田は柴田は飛騨へ軍団を配置。
羽柴は紀伊石山の蜂須賀が京安土へ移動して秀吉、黒田、2軍団と合流。
雑賀孫一と4軍団を攻撃し双方2軍団を失う。

徳川は「信長包囲網」で京安土へ本願寺軍団を配置。
柴田は飛騨へ軍団を配置。
羽柴は京安土へ軍団を配置。
柴田が最後に残った1枚で飛騨へ軍団配置。

柴田と徳川が共に4エリア支配で勝者となった。

本能寺6.jpg






posted by 慈覚 at 05:58| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本能寺への道 その7


このゲームは文句なく傑作なんですが
敢えて言えばゲーム自体が、というよりゲームシステムが傑作。
10勢力ぐらいが割拠してて、そのうち4勢力ぐらいが
能動的に覇権を目指しているような状況に最適のゲームシステム。
例えば三国志ゲームに向いている。
逆に、三国志はこういうカードで中立勢力を動かすようなシステムじゃないと
シミュレートできないだろう。
三国志に限らず、前近代にはこのシステム向きの題材が多いと思う。
で本ゲームに関しては、敢えて辛口で評すればいくつか改善できそうな点がある。

まず勝利条件の中の、ゲーム終了時に信長が生存していれば全員敗北というのは
プレイヤーの性格を選ぶような気がする。
4人の中に、全員敗北するぐらいなら自分がリスクを取ってやろうという
性格のプレイヤーがいないと、成立しないゲームなのだ。
逆に、全員敗北なら負けじゃないから、最初から
それを狙っていこうみたいなプレイヤーがいるとまともなゲームになりにくい気がする。
これに関しては、3人プレイ時に徳川と北条をカットするのではなく
柴田、徳川、羽柴の3人プレイとし、明智は大大名として扱うという対策を考えてみた。
もちろん各プレイヤーの担当大名など、関連するルールの変更が必要になるが
信長討ち取りを明智にやらせられるので、全員敗北の回避はずっと容易になるはずだ。
あるいは「信長の折檻」みたいなカードを入れて
このカードを引いて信長を倒すと3点みたいなやり方もあるか。

カードに関しては、「軍勢の回復」が1枚しかなく
(したがって各プレイヤーが各ターンに入手できる可能性はおよそ8分の1)
しかも必要策略値が3なので
羽柴以外のプレイヤーは「皇家の勅書」が同時に来ないと使えない。
ターン数が少なく、各プレイヤーは主力のスタックに兵力を集めるだろうから
「軍勢の回復」の枚数を増やし必要策略値を下げて使える機会を増やす方が
プレイヤーの選択肢が広がりゲーム性が向上するだろう。

あと、信長包囲戦の「突撃命令」のような、ゲームの流れを作るカードが無い。
敢えて言えば「奇襲」なのだろうが
これも1枚しかない上に、プレイヤーに与えるインセンティブが今一つである。
また、信長包囲戦や項羽と劉邦でも思ったのだが
敵と交戦中のエリアから離脱できるカードが欲しい。

マップに関しては、信濃を南北に分割して飛騨は通行不能にする方がそれらしくなると思う。
エリア数は、自軍以外の勢力も動かすシステムということもあってかかなり絞り込まれているが
もう少し多い方がいいかなという印象。

ユニットのレーティングを言うのは野暮なのを承知で、敢えて言えば
本多正信は1ではなく+1に、逆に滝川一益は+1ではなく1に。
前田利家はオミットして1の佐々成政を追加。
細川忠興はオミットして1の明智秀満を追加。
羽柴秀長を2にすると、よりそれらしくなると思う。
徳川の野戦能力を他より1ランク上にして、羽柴は他より別働隊の能力を高くするわけだ。

以上のような点を改変し
・長宗我部氏を大名化
・信雄、信孝をユニット化する
ことなどを含んだバリアントを、いずれテストプレイしてみたい。

posted by 慈覚 at 20:14| 本能寺への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする