2017年01月31日

戦略級関ヶ原トリニティ その1

これまでゲームジャーナルの過去作を、およそ古い方から順にプレイしてきたのだが
No.2収録の戦略級関ヶ原は
最大の危機シリーズの第二弾ということでポピュラーな作品であり
リプレイもあちこちのブログで見かけるので、後回しにしてきた。
信長最大の危機と比べて、ルールが非常にシンプルで
プレイしやすいという印象を受ける。

関ヶ原ゲームというと、クラシックなエポック社の関ヶ原が発売されたのは
既に三十年以上前になる。
このゲームにはマップ外に存在する軍勢が置かれる地域移動表があり
カードの獲得により上杉軍や佐竹軍が出陣すると
関東平野で東軍と激戦を繰り広げることもあった。
当時から、こうした全国規模の関ヶ原戦役をメインテーマにしたゲームを
やってみたいと思ったゲーマーも多かったのではないか。
最初にそれが実現したのは
戦国群雄伝シリーズのモジュールとして発売された戦国の一番長い日である。
戦略級関ヶ原は、それらのゲームよりずっとシンプルな
Point to point のマップのゲームである。

中立マーカー、支配マーカー、損耗マーカーなどは
公式ページの右下からダウンロードして自作するか
他のゲームから流用するかしないと、はっきり言ってプレイに差し支える。
マップはゆったりサイズなので、試しに25%に縮小したのを使ってみた。
スペースのない環境だと、こちらの方がベターかと思う。

通常プレイにおける作戦の分析や研究は、既にかなりなされていると思うので
ここでは3人プレイの可能性を試してみることにする。

3.1
西軍プレイヤーは西軍(大坂方)に属する部隊を指揮する。
上杉佐竹プレイヤーは上杉家と佐竹家の部隊を指揮する。

5.2.1
西軍プレイヤーは大坂方(西軍)チット2枚を使用する。
上杉佐竹プレイヤーは上杉佐竹チット1枚を使用する。

14.1
これらの勝利条件に関しては
自軍手番において達成したプレイヤーの勝利とする。

ゲーム開始時に配置の選択肢があるのは上杉家のみ。
会津に直江兼続と7部隊、津川に上杉景勝と7部隊を配置する。



posted by 慈覚 at 20:49| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦略級関ヶ原トリニティ その2

第1ターン。

東軍の特別移動、ダイスは2で4行軍。
行軍可能戦意表を見た限りでは、判定にダイス目(修正前?)を使うと読めるが
Q&Aには修正後の行軍数で判定することを前提とした箇所が2か所あるため
戦意2の武将も行軍可能と判断することにした。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を掛川へ。
家康8部隊を江戸へ。

最初のチットは西軍、ダイスは5、特別ルールにより行軍数は7。
せっかくいい目が出たので、戦意1の武将を中心に動かす。
小野木4部隊を田辺へ。
小早川6部隊、長束、安国寺、吉川2部隊、毛利6部隊を伏見へ。
鍋島4部隊、長宗我部3部隊、島津を上野へ。
田辺の攻城戦は双方1ヒット。
伏見の攻城戦、西軍は損害なしで鳥居元忠を除去し伏見を占領。
上野の攻城戦は双方ノーヒット。
西軍は「佐竹義宣の出陣」と「鍋島勝茂の調略」を入手。

次のチットは上杉佐竹、ダイスは4。
東軍の大部隊がまだ小山にいるので、上杉景勝8部隊を会津へ。

次のチットは西軍、ダイスは1で動かせるのは大谷吉継だけ。
大谷2部隊、脇坂、朽木を敦賀へ。

次のチットは東軍、ダイスは5。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を掛川から吉田へ。
黒田2部隊、筒井2部隊、堀尾2部隊、中村2部隊を吉田へ。

次のチットは東軍、ダイスは6。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を吉田から犬山へ。
黒田2部隊、筒井2部隊、堀尾2部隊、中村2部隊を吉田から清洲へ。
福島3部隊、細川2部隊、蜂須賀2部隊、藤堂を沼津へ。
犬山の攻城戦は双方1ヒット、東軍は寺沢広高を損耗状態に。

次のチットは終了。
家康が江戸にいる東軍は「小早川秀秋の調略」を入手。

戦略級1.JPG



posted by 慈覚 at 20:52| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月04日

戦略級関ヶ原トリニティ その3

第2ターン。

最初のチットは上杉佐竹、ダイスは6。
上杉8部隊を会津から山形へ。
最上義光と1部隊が籠城し、1部隊が野戦。
野戦は上杉軍が無傷で最上1部隊を除去。
攻城戦は上杉軍は1ヒット、最上軍は2ヒットを与えた。

次のチットは東軍、サイスは3。
福島3部隊、細川2部隊、蜂須賀2部隊、藤堂を沼津から吉田へ。
池田2部隊、山内、加藤、生駒、田中、京極が犬山の攻城を継続し、損害なしで陥落させる。
「人質」を入手。

次のチットも東軍、ダイスは4。
福島3部隊、細川2部隊、蜂須賀2部隊、藤堂を吉田から清洲へ。
黒田2部隊、筒井2部隊、堀尾2部隊、中村2部隊を清洲から岐阜へ。
犬山の寺沢広高を回復。
岐阜の攻城戦は織田軍0ヒット、黒田他軍1ヒット。

次のチットは西軍、ダイスは4。
宇喜多8ユニットを大坂から岐阜へ、織田2部隊も城から出撃。
第1ラウンドの主導権は西軍で宇喜多軍4ヒット、織田軍0ヒット。
東軍は退却を宣言。
主導権はタイで西軍のみが攻撃し宇喜多軍4ヒット、織田軍0ヒット。
東軍は全部隊が損耗状態となって犬山に退却。

次のチットも西軍、ダイスは2。
大谷2部隊、脇坂、朽木を敦賀から岐阜へ。

次のチットは東軍、ダイスは6。
犬山の黒田2部隊、筒井2部隊、堀尾2部隊を回復。

最後は終了チット。
東軍は「織田秀信の調略」を入手。

西軍は岐阜で東軍に勝利したものの今一つダイスが悪く、東軍部隊の除去まで至らなかった。
一方東軍は岐阜への反撃を選ばず、損耗した部隊を回復させたが
終了フェイズに絶好のカードが来た。

戦略級2.JPG




posted by 慈覚 at 04:38| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

戦略級関ヶ原トリニティ その4

第3ターン。

最初のチットは西軍、ダイスは1。
大谷吉継しか動かせないが、清洲を攻撃するのは無理と見て
田辺の小野木部隊を回復させておく。

次のチットは上杉佐竹、ダイスは1。
戦意3の武将がいないので、山形の上杉1部隊を回復。

次のチットは東軍、ダイスは1。
犬山の中村一忠を回復。

次のチットも東軍、ダイスは3。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を犬山から岐阜へ。
黒田2部隊、筒井2部隊、堀尾2部隊、中村2部隊を犬山から岐阜へ。
福島3部隊、藤堂を清洲から岐阜へ。
ここで「織田秀信」の調略を使用し、織田2部隊が東軍に。
第1ラウンドの主導権は東軍、攻撃は6ヒット。
西軍は退却を宣言。
第2ラウンドの主導権も東軍、攻撃は7ヒット。
西軍は全部隊が損耗状態となり、脇坂安治が除去される。
宇喜多8部隊が大垣へ退却。
第3ラウンドの主導権は、主将が大谷義継に替わった西軍。
大谷2部隊と朽木が大垣へ退却。
東軍は「陣地を構築」、「空弁当」を入手。

次のチットは東軍、ダイスは1。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を岐阜から大垣へ。
西軍は退却を宣言。
第1ラウンドの主導権は西軍。
宇喜多8部隊が佐和山へ退却。
第2ラウンドの主導権は東軍で、大谷2部隊と朽木元網を除去。
東軍の大垣攻城は損害なしで1ヒットを与える。
東軍は「伊達政宗の調略」「陣地を構築」「蜂須賀至鎮の調略」「前田利長の中立化」を入手。

次のチットは終了。
東軍は「京極高知の調略」を入手。
このターンの西軍はダイス運が悪くてどうにもならない。

戦略級3.JPG

posted by 慈覚 at 00:51| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

戦略級関ヶ原トリニティ その5

第4ターン。

最初のチットは東軍、ダイスは1。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊が岐阜から大垣へ。
攻城戦は双方ヒットなし。

最初のチットも東軍、ダイスは6。
黒田2部隊、中村2部隊、織田2部隊を岐阜から大垣へ。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を大垣から佐和山へ。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊を大垣から佐和山へ。
細川2部隊、蜂須賀2部隊を清洲から桑名へ。
石川康長を松本から岩村へ。
佐和山の宇喜多軍は退却を宣言。
第1ラウンドの主導権は東軍、攻撃は5ヒット。
宇喜多軍5部隊が除去され、残余は大津へ退却。
大垣の攻城戦は東軍が1ヒットの損害を受ける。
桑名の攻城戦は双方ヒットなし。
東軍は「伊達政宗の調略」、「前田利長の調略」「堀尾忠氏の調略」を入手。

ここで早くも終了チット。
東軍は「小野木公郷の調略」を入手。
東軍に一方的な展開。

戦略級4.JPG

第5ターン。

最初のチットは東軍、ダイスは5。
まず「小野木公郷の調略」を使用し、田辺城を解囲。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を佐和山から大津へ。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊を佐和山から大津へ。
前田8部隊を金沢から小松へ。
大津の宇喜多軍は退却を宣言。
主導権決定は同点で、東軍の攻撃により宇喜多3部隊は壊滅。
小松の攻城戦は前田軍が2ヒットを被り戦果なし。
大垣の攻城戦は織田軍が1ヒットを被り戦果なし。
桑名の攻城戦は双方ヒットなし。
「密報」、「山内一豊城を献ず」を入手。

ここでなんといきなり終了チット。
東軍は「野戦を強要」を入手。

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posted by 慈覚 at 14:20| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦略級関ヶ原トリニティ その6

第6ターン。

最初のチットは東軍、ダイスは5。
池田2部隊、山内、加藤、寺沢、生駒、田中、京極を大津から伏見へ。
石川康長を岩村から大垣へ。
まず「小早川秀秋の中立化」を使用し小早川軍を中立化。
さらに「空弁当」を使用し吉川軍、毛利軍を中立化。
残った伏見の西軍は退却を宣言。
第1ラウンドの主導権は西軍、長束と安国寺は大坂へ退却。
大垣の攻城戦は双方ヒットなし。
桑名の攻城戦も双方ヒットなし。
東軍は「大筒」を入手。

次のチットは西軍、ダイスは3。
石田4部隊、小西3部隊、長束を大坂から伏見へ。
戦意2の武将が石田三成しかいなくなったのが痛い。
東軍は野戦開始時に「大筒」を使用、小西3部隊と長束が損耗状態に。
第1ラウンドの攻撃権は西軍、東軍は「陣地を構築」を使用。
島左近の野戦修正3が−1されるも生駒、寺沢、加藤を損耗状態に。
東軍は退却を宣言。
第2ラウンドの攻撃権は同点、西軍のみが攻撃して1ヒット。
東軍は大津へ退却、西軍は「密報」を入手。

次のチットは東軍、ダイスは3。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊を大津から伏見へ。
池田2部隊、山内、田中を大津から伏見へ。
伏見の西軍は退却を宣言。
第1ラウンドの攻撃権は東軍、攻撃は5ヒット。
長束正家を除去、西軍全部隊が損耗状態となり郡山へ退却。
桑名の攻城戦は東軍が西軍の守備隊に1ヒットを与える。
東軍は「長宗我部盛親の中立化」、「長宗我部盛親の調略」を入手。

ここで終了チット、東軍は「陣地を構築」を入手。

戦略6.JPG



posted by 慈覚 at 15:36| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

戦略級関ヶ原トリニティ その7

第7ターン。

最初のチットは東軍、ダイスは2。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊を伏見から郡山へ。
池田2部隊、山内、田中を伏見から大坂へ。
郡山の西軍は退却を宣言。
第1ラウンドの攻撃権は西軍、上野へ退却。
これで次の手番から上野の西軍が連絡線切れに。

次のチットは上杉佐竹だが、ダイスが2で動ける武将がいない。

次のチットは東軍、ダイスは2。
福島3部隊、藤堂、筒井2部隊、堀尾2部隊を郡山から上野へ。
安濃津が東軍支配のため、上野の西軍は退却できない。
連絡線切れで西軍の野戦修正が0となり、第1ラウンドの攻撃権は東軍。
攻撃は4ヒット、鍋島4部隊が損耗状態に。
第2ラウンドの攻撃権も東軍。
攻撃は1ヒット、これで西軍の全ての部隊が損耗状態となり
石田三成の除去が確定したため、西軍の敗北で終了。

戦略7.JPG
posted by 慈覚 at 17:37| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

戦略級関ヶ原トリニティ その8

特に大きなミスがあったとは思わないのだが、結果は西軍のボロ負けとなった。
通常のルールであれば、上方の西軍の打撃力が失われた時点で
上杉佐竹チットを2枚入れて関東で勝負をかけただろう。

もともと移動機会がチットとダイスで二重にランダム化されるので
ネット上の対戦記事を参照しても
戦意の低い西軍が、非常にダイス運に左右されやすいのは事実のようだ。
とりあえず三人プレイ用にアレンジする前に
この過大な西軍のランダム性の問題を解決しなければならない。

逆に東軍を調略できるカードが多く含まれているので
ダイス運に恵まれると西軍は一気に優勢に持ち込めそうだ。
史実と比べると上方の西軍は鈍重に、上杉軍は機動的にレーティングされている。
これは東西からの家康挟撃をテーマとする上での演出だろう。

非常にプレイしやすい良作である。
ルール量は、これ以上シンプルにすると味気なくなる寸前に調整されている。
マップも、これぐらいのポイント数は最低欲しいという数になっていると思う。
傑作に届かないのは、関ヶ原という題材に一因がある。
必然的に、戦術的優勢が調略で拡大されていくというシステムになるからだ。
ただそれを考慮に入れても
西軍のダイス運がゲームを破壊する可能性は、より小さくすることができたはず。

最大の危機シリーズは戦略級関ヶ原、文禄朝鮮の役と
後発の作品ほど陣営の数が減ってランダム性の問題が多少緩和されており
同デザイナーで別システムの賤ヶ岳戦役や関ヶ原大作戦は
より完成されたシステムが採用されているのだが
なぜフリードリヒ最大の危機で振り出しに戻したのかは正直疑問だ。

この戦略級関ヶ原は再販に値する良作だと思うが
ディベロップして、ランダム性を抑える工夫をしてもらいたい。









posted by 慈覚 at 02:36| 戦略級関ヶ原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする